これまで試行錯誤を重ねてきた、「湘南モノレール3D羊羹」の完成です!
それぞれの駅に旗を立ててみた
軌道を旗の土台である支柱パスタの2本で挟み、湘南モノレールのキモである"地面につかない"よう調整。高低差もできるだけ再現したかったが、なかなか春雨が思いとおりに固まらない......
湘南深沢−西鎌倉駅間、目白山下−湘南江の島駅間のトンネルの潜り部分もなんとか再現
今回の制作、実は構想段階のうちに湘南モノレール本社での試食会の日程が決定しており、尾渡社長を初めとする広報の方々、そして宮田さんに食べて頂くことになっていました。試作は、迫り来る開催日に間に合うかの瀬戸際でしたが、当日の朝に完成!折しも試食会当日は6月にも関わらず真夏日、暑さで羊羹が変質し、みなさんがお腹を壊すようなことがあってはならない......、と保冷対策を万全にして電車に乗り込みました。また万が一、転んだら羊羹が台無しです。全方位を気にしながら階段を上り下りし、なんとか本社まで無事辿り着きました。
応接室にて尾渡社長や広報のみなさんとご挨拶。早速、モノレール羊羹を実食していただきます。
「重責ですね」と広報の外山さん。尾渡社長もあたたかく見守ります
参加者の人数ぶんの5等分。「大船駅食べたい人は?」「モノレール本社エリアは私が食べます!」などと聞き慣れない言葉が飛び交う
尾渡社長も、広報の池田さんもぱくり
試食会の開催場所である本社エリアを食べていた広報の外山さんから「なんだか自分が巨人になったみたい」と嬉しい感想があがりました。そうそう、このガリバー気分は現地でないと味わえないのです。
また「思っていたより美味しい」との感想もいただき、ほっ。地形の隆起や地面の色をリアルに再現しようと躍起になってつくると、どうしても食欲の湧かない見た目になってしまうことが多々あるのですが、そのギャップが効を奏したとでも言えるのでしょうか......。とりあえず最初の試作は、なんとかみなさんに平らげていただけました。
ただ軌道の再現がとても稚拙になってしまったのが、大きな課題点として残りました。苦肉の策でつくったカラー春雨はまったく甘くもないし、そもそも固くて食べられませんでした。やはり丸ごと食べられるものでつくるのでなければ、地形菓子とは言えません!まだまだ未完成の3D羊羹制作。今は日々、頭のなかで改良案をめぐらせているところです。