“湘南モノレール開業55周年記念”
2026湘南モノレールカレンダーフォトコンテスト結果発表
2024年6月15日(日)~8月31日(日)まで2026湘南モノレールカレンダーフォトコンテストを開催いたしました。
数多くの応募作品の中から厳正なる審査の結果、受賞作品が決定いたしましたのでご紹介いたします。
素晴らしい作品の数々をご覧ください。
“湘南モノレール”開業55周年記念”2026湘南モノレールカレンダーフォトコンテスト審査員
煙道伸麻呂(えんどう のべまろ)
<プロフィール>
日芸卒 鉄道写真家 日本写真学会NPS会員 EIZO ColorEdgeAmbassador 国内旅行業務取扱管理者
大手鉄道会社の公式撮影を担当。また撮影講師、執筆やコンテスト審査など活動は多岐にわたる。
近年は全国放送の鉄道特集番組で監修・出演を担当する。作品が海外のコンクールで入賞するなど精力的に活動する。
愛機はLeica M11
<コンテスト総評>
審査員の煙道伸麻呂です。本年も個性あふれる作品をご応募いただき、ありがとうございました。
ここ数年で湘南モノレールの魅力に沢山の方が気づく人がさらに増えてきました。
このコンテストの注目も徐々に上がっているように感じます。
先日、湘南モノレールに乗っていたところ、沿線で撮影に励む写真愛好家の姿を発見しました。
車内では小さな鉄道ファンがキラキラした眼差しで、前面展望に夢中になっていました。私はその光景をとても嬉しく眺めていました。
やはり鉄道は素晴らしいです。
乗っても、撮っても楽しい湘南モノレール!これからもたくさんの仲間に魅力を拡げてゆきましょう。
それでは本年の入賞作品発表です。

最優秀賞 「頭上を越えて」 三田村 裕
神奈川県鎌倉市鎌倉山4丁目6付近の道路(大船西鎌倉線)脇で撮影。
ギラギラとした夏の日差しが照りつける午後、あまりの暑さに日陰に逃げ込みました。
そしてふと見上げると、頭上に木々がかぶさり、葉の間から日の光が漏れていました。
その情景がとても素敵で、撮った一枚です。
<審査員講評>
最優秀賞はこちらの作品です。普通の場合、モノレールを見上げると、空の風景が写ります。
しかし、こちらの作品は、木を利用して、まるでジャングルの中をゆくように列車を捉えています。
それだけでも個性的なインパクトが強いのです。
さらにすごい点は高い撮影技術のおかげで、幹や葉っぱなど細かいところまでじっくりと見入ってしまうのです。
かなり沿線を熟知した方とお見受けしました。
よく研究され、しっかりとしたカメラアイを表現できています。
創意工夫が光るいい作品です。

優秀賞 「トワイライト」 和久田 学
富士山とモノレールをからめられる撮影スポットを探して歩き回り、ついに見つけました。
湘南深沢駅ホームで、朝、昼、夕と時刻を変えて挑戦し、夕焼けの写真がお気に入りの一枚となりました。

優秀賞 「日本晴れ!」 三浦 星夢
冬晴れの日に雲一つかからない富士山の姿と共にフレーミングしました。
正に「日本晴れ!」を撮影出来ました。

優秀賞 「V字モノレール」 桑原 浩幸
お店のガラスに映るモノレールを左右対称にV字になるように撮ってみました。

優秀賞 「丸目のラストラン」 保坂 大樹
大船駅~富士見町間 晴れ
人生初めてのモノレールが湘南モノレールで丸目の500形でした。
空中を散歩するのが楽しくて2往復乗せてもらった思い出深い車両です。
最後の日に全体が映りカーブで迫力が出るように撮影しました。

優秀賞 「桜に思いを寄せて」 花嶋 祐治
大好きな湘南モノレールの鎌倉山変電所にやって来ました。
変電所内を激走するモノレールにとても心が躍る場所なんですが、春は古木の大桜が咲く有名なスポットでもあります。
当日は空も青く澄んでおり、桜色の花びらとの対比もすばらしかったです。
モノレールの走行スピードが速くてなかなかうまく撮影出来ませんでしたが、モノレール、青空、そして桜を1枚の写真に収めたのが、こちらの作品になります。

優秀賞 「竹林を映して」 中根 伸博
西鎌倉駅から片瀬山駅に向かう途中に立派な竹林がありました。
竹林を背景に車両を撮ろうと待っていると緑色の帯の車両が来て竹林の緑と調和して、前面窓にも緑の竹を映し出しました。

優秀賞 「山を登る」 吉岡 拓哉
湘南町屋-湘南深沢間の老健かまくらバス停近くから撮影しました。
山登りをする珍しいモノレールの姿を撮影しました。

優秀賞 「残照に走る」 橘 正敏
モノレールの始発駅、鎌倉市大船でのモノレールでの風景を鎌倉名物 大船観音像と共に撮影しました。
3月の夕日を浴びた鎌倉らしさを表現しました。

優秀賞 「悠久の街を見下ろして」 服部 禎仁
撮影場所:目白山下駅 天候:晴れ(夏の強い日差しの下、暑さに苦労しました)
片瀬山公園の入口付近で、トンネルに入る直前のモノレールと腰越の街と海を一緒に眺められる場所を見つけました。
街から街へと高台のルートを走るモノレールの特徴を表現できる場所だと感じ、フレームに各素材を収めるように撮影しました。

優秀賞 「未来を見守るレール―湘南深沢」 三木 啓司
湘南深沢の広大な土地に、新しいまちの姿を思い描きながらシャッターを切りました。
整備途中の風景の奥を、モノレールが小さく駆け抜けていく。その姿は、やがて訪れる暮らしや賑わいを先取りしているかのように見えました。
再生する深沢地区では、人々が働き、学び、遊び、交流する新しい暮らしが芽吹こうとしています。
その未来を結びつける大切な存在こそ、湘南モノレール。
空中に伸びるレールは、まちと人々を結ぶ“未来への軌道”であり、私にはそのシルエットが希望の象徴に映りました。

優秀賞 「紅葉の終着駅」 馬場 博之
鎌倉と藤沢の紅葉は遅い12月に入って江の島駅より色付いた紅葉とモノレールを撮影しました。

優秀賞 「秋色の沿線、斜光線に輝く」 林 亮一
斜光線に秋色が一層映えていました。車が通らないタイミングがなかなか訪れず苦労しました。

優秀賞 「輝跡の上で」 三浦 義明
夜の湘南モノレールを表現したいと思い撮った写真です。 湘南深沢駅近くで撮影。
光跡とモノレールのバランスに苦労しましたが、ほぼ思っていたイメージに仕上がったと思います。